偶然…必然・・・

9月12日、岡山のギャラリー『カフェドグラス』に在廊していた時に素敵な女性にお会いしました。
たまたま隣のカフェにお食事に来られ、その後にギャラリーを覗かれたそうです。
その方は台湾の現代美術家 劉生容さんの奥様の劉香閣さんで、
とても楽しみながら作品をみておられ、私が作者だと分かるといろいろとお話してくださいました。
故宮博物館の話や草間弥生さんの話もされて興味深くお話を聞かせていただきました。(ちょうどそのころ私の家族は直島を旅行していて、草間さんのカボチャのオブジェを写メで送ってくれました。あまりにタイムリーでびっくりしたことの一つです。)
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その後私の連絡先をお知らせしてお別れしたのでした・・・

9月18日に劉さんからお手紙が届きました!そこへは私の作品を気に入ってくださったことや劉生容さんの記念館が岡山にあること、来月には台湾へ帰られること、それまでにもう一度お会いできたら・・・ということが書かれていました。
もう一度岡山のギャラリーへ顔をだそうとは思っていたのですが、日程をいつにしようかと思っていた矢先、友人から岡山行きのお誘いを受けました。即決したことは言うまでもありません。19日に岡山へ行くことを決め、
劉さんへその旨お伝えし、ギャラリーでお会いすることとなりました。

19日はシルバーウィークの初日、車で行くことを決めていたので渋滞を避けるべく早朝に出発。渋滞にはつかまらずギャラリーに着いたのはお昼前でした。
劉さんは息子さんご夫婦とご一緒に来てくださってゆっくりと作品を観ていかれました。
その後、劉生容さんの記念館にご招待していただくこととなり、友人と大喜び!

劉生容記念館は、ご子息の三船文彰さんが設立されたもので、コンクリートの独創的な建築は構想に4年をついやしたそうです。三船さんは歯科医でありチェリストでもいらっしゃいます。
建物の中心はホールになっており、そこには2台のグランドピアノ。一台は1926年スタインウェイ。もう一台はロベルト・シューマンの妻クララ・シューマンの愛用した1877年製 グロトリアン・スタインヴェッグ。
3方向の壁には劉生容さんの作品。
小さい宇宙が建物の中に広がっているような空間でした。
三船さんのお話をゆっくりと聞かせていただき、芸術の力、純粋なエネルギーが人を呼び寄せつながっていくことの素晴らしさを身をもって体験させていただきました。

まず、カフェドグラスのオーナーさんが私の個展を企画してくださったこと、そして劉香閣さんがたまたま日本に来ておられ私の在廊中にギャラリーへ立ち寄られたことなど、数々の偶然が重なって今回の出来事がありました。
このようなことは、人生にそう何度も起こることではありません。
ああそうか、ギャラリーというものが社会のなかでどのような役割を果たすのか・・・こういうことだったんだな。
偶然ではなく必然なのかもしれません。
純粋な力によって人と人をつなぎ合わせる場所。そして新しいエネルギーを生み出す場所。
改めて感じた瞬間でした。

以前から故宮博物館を訪れたいと思っており、最近になり現実味を帯びてきていたのですが、ここにきてもう行くしかない!という具合です。
台湾に呼ばれているとしか考えられません。
何かが待っているのかもしれませんね。
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by w-youko | 2009-09-20 23:47 | ふと思うこと
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