日本画家 松井冬子

松井冬子さんを知ったのはわりと最近のことなのですが、たまたまつけたテレビで NHK 教育テレビ ドキュメンタリー番組 ETV特集 『痛みが美に変わる時~画家・松井冬子の世界~』 をみて、彼女の魅力を再認識したところです。ものすごい美人です。
番組の中で影響を受けたものの中に『檀林皇后九想図』を挙げていました。また、作品に必要な要素にリアリティを持たせるため、ラットの解剖をされ、その後スケッチをされていたのですが、その様子を見たときに、『ドグラマグラ』(夢野久作)の唐時代の画家が自らの夫人を殺して死体が腐ってゆく様子をスケッチし、絵巻物にするという場面を思い出しました。

また、その日私は『北斎 -シーボルトの見た日本ー』(山口県立萩美術館・浦上記念館)を観に行っており、北斎の作品の中の打ち首になった生首を執拗なまでに描き込んでいるものを目の前にし、目を背けたくなるどころか強く惹きつけられたことを覚えています。

それぞれに制作の意図があるでしょうし、それらに共通点を求める必要もないのですが、
ただ、現実の『生』というものを改めて問い直す時間でした。
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by w-youko | 2008-04-22 01:07 | ふと思うこと
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